新しい元号が公表されましたね。
――令和
です。
……
……
――平成
が公表されたとき――
僕は中学3年でした。
それまで慣れ親しんでいた、
――昭和
と比べて――
強い違和感を覚えました。
それから30年余り――
――令和
で――
とくに違和感はありません。
出典は万葉集で、
――初春の令月(れいげつ)にして、気(き)淑(よ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ――
だそうで――
多くの人々にとって心地よい語感であることでしょう。
もちろん――
強いていえば――
(なんだ、「命令」の「令」か)
とか、
(また、「昭和」の「和」かよ)
とか――
色々と雑感はあるのですが――
それも――
これから繰り返し使っていくなかで――
何となく、なじんでくることでしょう――「平成」が、そうであったように――
……
……
ひょっとすると――
昭和から平成への改元を経験していない世代は――
今頃、強い違和感を覚えているのかもしれませんね。
大正から昭和への改元を経験していた世代は――
「平成」にも、違和感を覚えなかったのかもしれません。
……
……
ふと――
そんなことを思いました。