マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

身体生存の起源(2)

 身体は、

 ――“精神機能”と“生殖機能”とを併せ持った“散逸構造

 である――

 と見做すと――

 何が、いえるのか。

 

 ……

 

 ……

 

 ――身体生存の起源

 が観えてくる。

 

 ――精神生活の起源

 が、

 ――脳の細胞基板

 であると観えてきたように――

 

 ……

 

 ……

 

 ――身体生存

 は、

 ――生き物が生存をし、活動をする過程のうち、精神に関わらぬ部分

 であった。

 

 ――精神に関わらぬ部分

 であるから――

 ――身体生存の起源

 は、

 ――精神生活の起源

 である、

 ――脳の細胞基板

 とは直接の関連がないはずである。

 

 では、

 ――身体生存の起源

 は――

 いったい何に求めれば、よいのか。

 

 ……

 

 ……

 

 おそらく、

 ――散逸構造

 に求めるのが、よい。

 

 ――散逸構造

 とは、

 ――自然界において、エネルギー(energy)が散逸を続けることで、物質が一定の運動を続け、その運動を続ける物質によって、少なくとも見かけ上の顕現をする構造

 であった。

 

 そして、

 ――エネルギー

 とは、

 ――物体を動かしたり、物質を変えたりする能力

 であった。

 

 つまり、

 ――身体生存の起源

 は、

 ――物の運動や変化

 に求めるのが、よい――

 

 ……

 

 ……

 

 ここで――

 1つ問題に気づく。

 

 ――身体生存

 は、

 ――精神の関わらぬ部分

 であったから――

 当然のことながら、

 ――自由意志

 との関連はなく――

 ――精神生活

 との関連もない。

 

 つまり、

 ――身体生存の起源

 は、

 ――脳の細胞基板

 と直接の関連はない。

 

 問題は、

 ――世代交代

 との関連である。

 

 ――身体生存

 は、

 ――世代交代

 との関連があるのか。

 

 それとも――

 ないのか。

 

 ……

 

 ……

 

 『随に――』