地球上に生命が誕生をし、その生命に知性が宿ったことで――
地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まった――
ということではなくて――
地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まったことで――
地球上に生命が誕生をし、その生命に知性が宿った――
ということではないか――
ということを、きのうの『道草日記』で述べました。
もちろん――
仮に――
地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まったことで――
生命が誕生をし、その生命に知性が宿った――
と考えたところで――
地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まったことで、いかにして生命が誕生をし、その生命に知性が宿ったか――
を考える必要はあります。
よって――
どちらにせよ、生命の誕生や知性の宿りの機序は、深遠な謎として残りはします。
とはいえ――
原因らしい事象を何一つ見出せないところから、いきなり生命が誕生し、知性が宿った――
と考えるよりは――
まずは、地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まり、次いで、生命が誕生し、知性が宿った――
と考えるほうが――
(ほんの少しだけ、考えやすくなるのではないか)
と思ったりもします。
……
……
ここでいう、
――地球から宇宙空間へ放出をされるエネルギーのエントロピーが高まった。
というのは、
――太陽の核融合反応――水素原子核がヘリウム原子核に変わる反応――が進行をした結果、地球を吹き抜けるエネルギーの流れが変わった――おそらくは、エネルギーの流れが強くなった――あるいは、エネルギーの流れが弱くなった。
ということです。