知的生命体の知性が含む、
――外向性
や、
――内向性
を、まとめて、
――志向性
とみなすことによって――
いわゆる、
――知的生命体
について、どんなことがいえそうか――
ということを考えてみたいと思います。
……
……
以下は、僕の直観です。
1)知的生命体の知性は高度になるにつれ、志向性を含むようになる。
2)知的生命体の知性が含む志向性は外向性と内向性とに分けられる。
また――
言葉との関係では――
以下の直観を得ています。
3)知的生命体には、知性の志向性の先鋭化と言葉の機能性の洗練化との間に相関がみられる。
4)書き言葉は知的生命体の知性の外向性を強め、話し言葉は知的生命体の知性の内向性を強める。
……
……
もちろん――
以上は僕の直観であり、ただの思い込みと大差はなく――
よって、間違っている可能性も決して低くはないのですが――
ひとまず――
これら直観を前提に据えたら何がいえそうかについて、考えてみましょう。
そうしますと――
例えば、
――地球上の知的生命体についていえば、ヒトの知性はオランウータンやイルカの知性よりも志向性を多く含んでいる。
とか、
――ヒトの知性の志向性には、内向性よりも外向性が多く含まれている。これは、ヒトの知性の特徴とみなしうる。
とか、
――宇宙には、地球上のヒトと同じくらい多くの志向性を含む知性を備えた地球外知的生命体が数多く存在をしている可能性があり、それら地球外知的生命体の中には、ヒトとは違って、外向性よりも内向性を多く含む知性を備えた生命体が存在をしている可能性がある。彼らは書き言葉よりも話し言葉を主に用いている可能性がある。
とかいったことがいえそうですね。
これらのことを踏まえますと――
知的生命体が備える知性の多様性が、何となくみえてくるような気がします。