マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

知性について、“外向”と“内向”とをまとめて「志向」と記す

 ――知的内向性

 は、

 ――知的非外向性

 とでも呼ぶべき観念であった――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 だいぶ考えが錯綜をしています(苦笑

 

 そもそも――

 なぜ、“知的外向性”とか“知的内向性”とかいった観念を扱っているのかといいますと――

 それは、

 ――地球外知的生命体

 の、

 ――知性

 について考えていたからでした。

 

 ここで話を整理します。

 

 ――知的外向性

 と、

 ――知的内向性

 との違いは何でしょうか。

 

 あるいは、

 ――知性の外向的な要素

 と、

 ――知性の内向的な要素

 との違いは何でしょうか。

 

 ――知的外向性

 ないし、

 ――知性の外向的な要素

 の簡単ないいかえは、

 ――知的生命体が外界に及ぼす影響力

 である、ということは、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 同様に

 ――知的内向性

 ないし、

 ――知性の内向的な要素

 については、

 ――知的生命体が自己の内面に及ぼす影響力

 です。

 

 どちらも、知性に対象があります。

 

 ――知的外向性

 ないし、

 ――知性の外向的な要素

 では、

 ――外界

 が対象で、

 ――知的内向性

 ないし、

 ――知性の内向的な要素

 では、

 ――自己の内面

 が対象です。

 

 対象に向かって行っているという意味で――

 両者に違いはありません。

 

 よって――

 今、知性について、

 ――外向

 と、

 ――内向

 とを、まとめて、

 ――志向

 と記すことにします。

 

 つまり、

 ――知的外向性

 や、

 ――知的内向性

 は、

 ――知的志向性

 と記し、

 ――知性の外向的な要素

 や、

 ――知性の内向的な要素

 は、

 ――知性の志向的な要素

 と記します。

 

 このとき、

 ――言葉は知性の志向性を強める。

 といえ、

 ――書き言葉は知性の外向性を強め、話し言葉は知性の内向性を強める。

 といえます。

 

 以後――

 ――知的外向性

 ――知性の外向的な要素

 および、

 ――知的内向性

 ――知性の内向的な要素

 は――

 それぞれ、

 ――書き言葉

 および、

 ――話し言葉

 に対応をするものとして話を進めたいと思います。