マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

知的生命体の滅亡の原因2つを避けるには

 ――僕らと同程度の文明、もしくは、僕らの認識が及びうる程度に高度な文明が存続をしうる期間は、無視をされうるくらいに短い。

 ということが、もし、本当であるとしたら―― 

 その原因は、おそらく、

 ――文明社会の自滅

 と、

 ――宇宙規模の災害

 との2つであろう――

 ということを、7月27日の『道草日記』で述べました。

 

 きのうまでの『道草日記』で、

 ――知性の志向性

 のこと――

 および、

 ――知性の外向性

 ――知性の内向性

 のことを考えていて――

 ふと思ったことがあります。

 

 それは、

 ――文明社会の自滅

 を避けるには、

 ――知性の内向性

 が必要であり、

 ――宇宙規模の災害

 を避けるには、

 ――知性の外向性

 が必要ではないのか――

 という着想です。

 

 僕らヒトは、知性が、やや外向性に偏っている、ということは――

 おとといの『道草日記』で述べた通りですが――

 

 ということは――

 僕らヒトは、

 ――宇宙規模の災害

 によって滅亡をするよりも、

 ――文明社会の自滅

 によって滅亡をする可能性のほうが高い――

 ということを示しています。

 

 逆に――

 僕らヒトとは違って、

 ――文明社会の自滅

 によって滅亡をするよりも、

 ――宇宙規模の災害

 によって滅亡をする可能性のほうが高い知的生命体というのも、想定をすることができます。

 

 そういう生命体は――

 その知性が、やや内向性に偏っているか、あるいは、すっかり内向性に偏っているかしている――

 と、いえるでしょう。

 

 また――

 当然のことながら、

 ――文明社会の自滅

 および、

 ――宇宙規模の災害

 ともに同程度に避けうる知的生命体というのも、想定をすることができて――

 そういう生命体は―― 

 その知性が、内向性にも外向性にも偏っていない――均整の取れた知性を備えている――

 と、いえるでしょう。

 

 よって、

 ――僕らと同程度の文明、もしくは、僕らの認識が及びうる程度に高度な文明が存続をしうる期間は、無視をされうるくらいに短い。

 というのが本当だとしたら――

 そのような均整の取れた知性――内向性にも外向性にも偏っていない知性――を備えた生命体というのは、この宇宙には、滅多に存在をしない――

 と、いうことなのかもしれません。