誰かが、あなたに恋愛感情を抱いたら――
きのうの『道草日記』で述べたように――
まずは――
そのことに気づかなければなりません。
気づかなかったら――
どうにも対応のしようがないからです。
では――
気づくには、どうしたらよいのか――
……
……
これが難しい――
……
……
――経験を積まなければ、気づけない。
というのが――
僕の結論です。
理屈は、いろいろ考えられます。
最も有効な手法は――
何といっても観察でしょう。
自分に関わる人たちの言動をつぶさに観察する――
が――
ただ観察するだけでは――
気づけないのですね。
実際に誰かに恋愛感情を抱かれ――
そのことを知らされて、
――ええ? そうだったの?
と思い知って初めて――
自分に向けられた恋愛感情に気づけるようになる――
そういうものです。
……
……
なので――
もし、あなたが誰かに恋愛感情を抱かれて――
そのことを、幸運にも、知らされたなら――
大いに感謝をするのがよいでしょう。
もし、その相手が――
あなたの恋愛の対象となりうる人であれば――
あなたは、素晴らしい出逢いの機会を得たわけですから――
感謝をするのが当然ですし――
もし、その相手が――
あなたの恋愛の対象となりえない人であっても――
あなたは、恋愛感情を抱かれる経験に恵まれたわけですから――
やはり、感謝をするのがよいのです。
恋愛感情を抱かれる経験に恵まれるのと恵まれないのとでは――
その後の人生の彩りに多少なりとも違いが生じるはずです。
その際に――
感謝の対象は――
もちろん、天や神でもよいのですが――
恋愛感情を抱いてくれた当の相手に感謝をするのが一番よい、と――
僕は思っています。
たとえ、その相手が――
あなたの恋愛の対象とはなりえない人であったとしても――
です。