昨日の『道草日記』で、宮崎県の東国原知事について書きました。
自民党の古賀氏に対し、
――自民党の総裁候補として迎えてくれるなら、次の衆院選に立候補しましょう。
とお述べになった件ですね。
意外にもといいますか、案の定といいますか――
自民党の国会議員の多くは不快感を隠していません。
気持ちはわかります。
――この前までお笑いタレントだった知事を総裁に担がねばならないほど落ちぶれてはいない。
ということでしょう。
が――
政権を維持するためには、世間を仰天させることも平気でやってのけるのが自民党という政党です。
8年ほど前に、
――（場合によっては）自民党をぶっ潰す。
と街頭演説で叫んだ人を総理・総裁に担いだ政党ですからね。
元お笑いタレントの知事を総裁候補に据えたところで、とくに不思議はありません。
むしろ――
今回の東国原知事の発言に反発している自民党は、何だか当たり前ですぎて凄みに欠けます。
かえって、以前の強かさが失われつつあることを鮮やかに印象づけたのではないでしょうか。
