マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

痴話喧嘩とは

 先日、宵の口に仙台の街を歩いていたら――
 若い男女が自動販売機の脇で口喧嘩をしていました。

(ああ、痴話喧嘩だ)
 と思って――
 そのまま通り過ぎたのですが――
 つい先ほど、
(痴話喧嘩ってどういう意味なんだろう?)
 と思ってネットの辞書をみたところ、

 ――痴話から起こる他愛のない喧嘩

 とあります。
 では、「痴話」とは何かというと、

 ――愛し合う者同士が戯れにする会話

 とあります。

 ということは――
 つまり、「痴話喧嘩」とは、

 ――愛し合う者同士が戯れに話をしているうちに起こる他愛のない喧嘩

 ということになります。

(――ってことは、この前のあれは、ゼンゼン痴話喧嘩ではないな)
 と思いました。

 あのとき――
 男性は女性の服を掴む勢いで、

 ――別れるとかいうなよ!

 などといっていて――
 女性のほうは、

 ――いいでしょ! 私の勝手でしょ!

 などといって男性の手を振り払おうとしていました。

 いわゆる修羅場というヤツですね。
「愛し合う者同士が戯れに話をしているうちに起こる他愛のない喧嘩」では、全くなかったわけです。

 というよりも――
「痴話喧嘩」の意味にビックリなのですが――(笑

「愛し合う者同士が戯れに話をしているうちに起こる他愛のない喧嘩」が、痴話喧嘩なのですね。
 知らなかった――(笑