マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

原さんが巨人の監督を

 原さんが巨人の監督をお辞めになりましたね。

「原さん」というのは、原辰徳さん――
「巨人」というのは、プロ野球セントラル・リーグの球団・読売ジャイアンツのことです。

 原さんは1958年のお生まれで――
 読売ジャイアンツの若き4番バッターとして球界を席巻し始めた頃――
 1973年生まれの僕は、小学校の低学年でした。

 原さんが24歳の時に、僕は9歳で――
 その年齢差は、とてつもなく大きなものに感じられました。

 もちろん、年齢差よりも社会的境遇や社会的地位の差のほうが、はるかに大きかったのですが――
 小学生の頭では、そこまで意識はまわりません。

 ただ、9歳の視線には、24歳が別格の年上に感じられたというだけのことです。

 そんな原さんが――
 先日、10年連続で務められた読売ジャイアンツの監督を退任されることになり――
 その時の記者会見の様子を報道で知って――
 ふと、
(ああ。僕は原さんと同世代なんだな)
 と感じたのです。

 まあ、「同世代」はいいすぎかもしれませんが――
 世代が近いことは間違いない――

 ……

 ……

 何の話か。

 年齢差を相対化してみると……という話です。

 9歳に対する15歳差は、大きな違いですが――
 42歳に対する15歳差は、そうでもないのですよね。

 33年前は小学生であったマル太も――
 今は成人をし、社会人として働くようになり――
 上は80~90代、下は10~20代の人たちと日常的に接するようになって――

 15歳差が、さして大きな違いとは感じられなくなったことは――
 しごく当然といえましょう。

 しかも、こちらは20代の原さんを(野球中継や報道などを通して)リアルタイムで知ってきただけに――
 余計に、そう感じられるに違いありません。

 こうしたことは――
 原さんに限らず、長期にわたってご活躍になっている著名人の方なら、どなたにもいえることです。

 そういう著名人の方々のなかで、自分とプラス・マイナス20歳差くらい収まる方は――
 大変に貴重な存在であるように思います。

 ……

 ……

 原さんのご活躍が、まだまだ続くことを願って――