人は、生きていく上で、必ず“障害物”にぶつかります。
障害のない人生などは、ありえません。
――だからこそ、人生は素晴らしいのだ。
と、老練の先達たちはおっしゃりますが――
そこまでの達観は――
僕にはできません。
障害があるからこそ人生を楽しめる――
とは露も思いませんが――
障害があるからこそ人生は色を帯びる――
とは思います。
生きていく上での“障害物”となる事象に、どのようにして向き合うのか――
それを乗り越えようとするのか、あえて乗り越えないのか――
ただ見つめるだけなのか、見て見ぬふりを決め込むのか――
そうした態度の一つひとつから、その人の生き方の個性が滲み出るでしょう。