サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会――
日本の第2戦・対クロアチア戦は引き分けに終わりました。
第1戦、日本はオーストラリアに2点差で敗れ、予選リーグ突破は、ほぼ絶望的となりました。
その流れを食い止めるには、勝利しかなかったのですが――
仕方ないですね。
「ほぼ絶望的」は、そのままです。
次の第3戦は対ブラジル戦――
日本は勝たなくてはなりません。
仮に勝ったとしても、得失点差で決勝トーナメント進出を阻まれる可能性が濃厚です。
日本は第1戦で2点差を付けられて負けていますので――
それでも、結局、僕は日本のサッカーを応援するのでしょうね。
発展途上で、未熟で、まだ一流とはいいがたい日本のサッカーを――
4年後や8年後も見据えて――
もちろん、何もかも、うまくいっているところを応援するのが楽しいに決まっています。
が、なかなか、うまくいかないところを応援するのも、それなりに楽しめるものではないでしょうか。
最後は、応援する側の覚悟の問題です。
1993年――
日本はW杯アメリカ大会のアジア最終予選でイラクと引き分け、あと一歩のところで本大会出場を逃しました。
いわゆる「ドーハの悲劇」です。
あのとき、
――次のチャンスは4年後――
ときかされ、呆然としたのを覚えています。
(4年は長すぎる)
と思ったのです。
その重みは半端なものではありません。
が――
4年や8年越しで応援し続けるのが、サッカーW杯の醍醐味です。
悠久の時の流れに抗って応援し続けるのが、サッカーW杯の醍醐味です。