ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕しましたね。
今回が4回目の開催です。
日本代表は、きょうが初戦――
第1回(2006年)大会と第2回(2009年)大会とで連覇を果たしている日本ですが――
今回の前評判は、必ずしも良くはなく、
――1次ラウンドでの敗退もありうるのではないか。
とみられています。
(たしかに、そうだろうな)
と――
僕も、みています。
実際――
きのうの開幕戦・韓国vsイスラエルは韓国代表が敗れました。
韓国は、第1回大会でベスト4、第2回大会で準優勝の強豪国です。
連覇をした日本を散々に苦しめました。
その韓国が、本大会初出場のイスラエル代表に敗れているのです。
そのイスラエルは、きょう――
やはり野球強豪国といってよい台湾代表と対戦し――
15-7の大差で破っています。
(いやはや……)
という感じですね。
何が起こるかわからないのが――
野球の国際大会です。
野球は、ある程度、実力が拮抗すると――
チームの実力差が1つの試合結果に現れにくいスポーツです。
3試合とか10試合とか30試合くらいやらないと――
本当の実力差は現れない――
ところが――
国際大会では、同じチームと1試合くらいしかやりません。
多くても3試合くらい――
よって――
野球の国際大会では、本当に実力のあるチームが優勝するとは限らないのですね。
単に勢いに乗っただけのチームが優勝してしまう可能性もある――
裏を返すと――
そこが野球の国際大会の面白さであり――例えば、サッカーの国際大会にはない面白さである――といってよいでしょう。
僕ら日本の野球ファンは――
仮に日本が1次ラウンドで敗退しても、
――これが野球だ。
と思って楽しめばよいのです。
――日本の野球レベルは地に落ちたのか!
と嘆いて悲しむ必要はありません。
……
……
誤解のないように述べますと――
僕は――
日本の実力は、連覇を果たした過去の大会はもちろん、今回の大会においても――
十分に高いと思っております。
が――
他国をうんと引き離して高いというわけではありません。
なので――
1次ラウンド敗退は十分にありうると思っています。
もちろん――
優勝することも十分にありうると思っています。