ヒトと風邪ウイルスとの関係について――
きのうから、『道草日記』で考え始めました。
まずは、
――ヒト
について――
きのうの『道草日記』で述べました。
簡単に述べ直すと、
――ヒトは、進化の観点からいえば、だいたい今から 1 万~ 3 万年前に、ヒトになった。
ということです。
きょうは、
――風邪ウイルス
について――
……
……
6日前の『道草日記』で述べたように、
――風邪
は、鼻や喉などの上気道に起こる不具合を特徴とする病気の一群です。
咳、くしゃみ、鼻水、喉の痛み、発熱、頭の痛みなどの症状・徴候がみられます。
風邪の最大の特徴は、
――いずれは治る。
ということです。
この病気にかかっても――
ある程度の栄養や休養をとっていれば、
――いずれは治る。
ということが経験的に知られています。
が――
油断は禁物です。
十分な栄養や休養をとらないと、ときには不具合が肺にまでおよび、場合によっては、命にも関わります。
他に深刻な病気を抱えていた場合などです。
風邪の原因のほとんどは、ウイルスです。
諸説はありますが――
ざっと 100 ~ 300 種類のウイルスが風邪の原因になっていると考えられています。
これらウイルスを、まとめて、
――風邪ウイルス
と呼ぶことにします。
以上は、ヒトの風邪についてです。
ヒト以外の動物にも、風邪はあります。
が――
動物の風邪については、よくわかっていません。
とりわけ、野生の動物の風邪については――つまり、家畜やペットではない動物の風邪については――ほとんど何もわかっていないようです。
理由は――
おそらくは――
調べるのが難しいからです。
野生の動物については――
野生であるがゆえに――
その生態を調べることさえ、大変に困難なのです。
ただし――
ヒト以外の動物の風邪について、1つ、わかっていることがあります。
それは――
ヒト以外の動物の風邪の原因となるウイルスは、ヒトの風邪の原因となるウイルスとは、大半が別種であるらしい――
ということです。
共通のウイルスも、なくはないようですが、きわめて稀であり――
ヒトに感染しうるウイルスは、概して、ヒト以外の動物には感染せず――
ヒト以外の動物に感染しうるウイルスは、概して、ヒトには感染しない――
と考えられています。
以上をまとめますと――
――風邪ウイルス
とは、基本的にはヒトにのみ感染をするウイルスであり――
ざっと 100 ~ 300 種類ほどが存在をしていて――
ヒトに感染をしても、よほど油断をしなければ、軽い症状・徴候しか呈さず、命が脅かされるようなことはないと考えられている――
となります。