マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

そのキャパシティは満杯なのか、余裕があるのか

 ヒトが風邪ウイルスをプール(pool)するキャパシティ(capacity)に影響を与えうる条件として――

 きのうまでの『道草日記』で、

 ――ヒトの世代が完全に入れ替わる周期

 と、

 ――ヒトの生態の広がりの区域数

 との2つを挙げました。

 

 これらのうち、

 ――ヒトの世代が完全に入れ替わる周期

 については――

 それは――

 現代では、

 ――約 100 年

 であり――

 ヒトがヒトになった頃――だいたい今から 1 万~ 3 万年前――では、

 ――約 30 年

 であったのではないか――

 

 また、

 ――ヒトの生態の広がりの区域数

 については――

 それは――

 現代では、

 ――約1つ

 であり――

 ヒトがヒトになった頃――だいたい今から 1 万~ 3 万年前――では、

  ――約3つ

 であったのではないか――

 

 そのように述べました。

 

 何がいいたいのかといいますと――

 

 要するに、

 ――ヒトが風邪ウイルスをプールするキャパシティは、現代も、ヒトがヒトになった頃も、それほど変わらないに違いない。

 ということです。

 

 現代は、ヒトがヒトになった頃と比べ、

 ――ヒトの世代が完全に入れ替わる周期

 は約3倍に長くなっていますが、

 ――ヒトの生態の広がりの区域数

 は約 3 分の 1 になっています。

 

 では――

 

 そのキャパシティは――いいかえれば、その容量は――は、具体的には、どれくらいなのか――

 

 さらに、いいかえれば――

 ヒトは、何種類くらいの風邪ウイルスをプールできるのか――あるいは、現にプールしてきたのか――

 

 ……

 

 ……

 

 今日、ヒトにかかる風邪ウイルスとして知られているものは――

 5月13日の『道草日記』などで述べているように、ざっと、

 ―― 100 ~ 300 種類

 です。

 

 よって――

 これより少ない種類しかプールできないという可能性はありません。

 

 気になるのは――

 これで満杯なのか、あるいは、まだ余裕があるのか――余裕があるのなら、それは、どれくらいなのか――

 です。

 

 つまり――

 ヒトは、現代において、風邪ウイルスを新たにプールする場合に、これまでにプールしてきた風邪ウイルスをどうしているのか――

 

 もし、キャパシティに余裕があるのなら――

 これまでにプールしてきた風邪ウイルスの全部をプールしつづけるはずです。

 

 もし、キャパシティが満杯になっているのなら――

 これまでにプールしてきた風邪ウイルスの一部をプールしなくなるはずです。

 

 どちらでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 ちょっと面白そうな問題です。

 

 あす以降――

 じっくり考えてみます。