安定した人間関係には、笑いが不可欠だろうと思うのです。
一緒に話をしていて、ときには互いに笑い合う――
そういう笑いが、付き合いの過程のどこかに含まれていないと――
いかなる人間関係も安定はしないと思います。
注意すべきは――
この笑いが人為的であっては意味がない――
ということです。
どちらかが、どちらかを一生懸命に笑わせようと思って笑わせている場合には――
その人間関係は、さして安定はしないでしょう。
どちらからともなく笑い出す――
相手が笑えば、自然に自分も笑いたくなる――
そういう事象が膠(にかわ)となって、人間関係はしなやかなものになっていきます。
そんな笑いの絶えない人たち同士をさして、
――相性が良い。
というのでしょうね。