マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自分の思い込みから逃れるのは

 自分の思い込みから逃れるのは困難です。

 油断をしていると――
 知らず知らず、思い込みにとらわれる――

 いや――
 とくに油断をしていなくても――十分に警戒をしていても――何らかの思い込みにとらわれることは、決して珍しくはありません。

 だからこそ――
 人の意見に耳を傾けることが大切になってきます。
 他者は、少なくとも自分がとらわれている思い込みからは、自由ですから――

 もちろん――
 他者は他者で、その人に固有の思い込みにとらわれている可能性は否定できません。

 その思い込みが、自分の思い込みにピタリと重なっている可能性もあります。

 が――
 他者との対話を拒んでいては、何の打開策にもなりません。
 思い込みから逃れられる僅かな望みすらも、自ら進んで断ち切っているに等しいのですから――