社会人は、
――どんな仕事をするか。
とか、
――いかに仕事をするか。
といったことを常に自問する必要があると思いますが――
さらに重要なことは、
――どこで仕事をするのか。
と自問することでしょう。
あるいは、
――いま自分は、どこで仕事をしているのか。
と自問すること――
「どんな?」や「いかに?」だけでなく、「どこで?」も相応に重要なのです。
仕事の中身や、仕事の取り組み方ばかりでなく――
その仕事がなされる場所にも気を配る――
これは、社会人に求められる本質的なセンスでもあるでしょう。
いくら立派な仕事をしても、いくら立派に仕事をしても――
その仕事ぶりが、その場所に合致したものでなければ――
評価はされないのです。
地域密着型の企業に勤めている人が、グローバルな視点で新規プロジェクトの案を起草しても、大して評価はされず――
各国に支社を持つ企業に勤めている人が、地元の商店街に絞った広報活動を提案しても、評価はされないはずです。