マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

パソコンよりも携帯電話

 今から10年ほど前のこと――
 僕が日常的にインターネットを使い始めた頃には、顔文字や絵文字の類いが、これほど一般的になるとは思っていませんでした。

 今では、顔文字や絵文字をまったく使わない人のほうが珍しいといってもよいでしょう――
 とくに携帯電話のメールでは、そうです。

 なぜ、顔文字や絵文字が、これほどに用いられるようになったのか――
 理由は明らかです。

 文字だけのメールでは、十分にコミュニケーションがとれないからです。

 会って話をしたり、電話で話をしたりするよりも――
 遥かに淡白なコミュニケーションになってしまう――

 それを少しでも補うために、顔文字や絵文字が発達したのでしょう。

 ところで――
 なぜ、今になって『道草日記』で、このことに触れるのか――

 最近、携帯電話のメールのほうが、パソコンのメールよりも、だいぶ使いやすく感じるようになってきたからです。

 理由は、携帯電話のメールでは顔文字や絵文字を多用できるからでして――

 これは、僕には、ものすごく意外でした。

 少なくとも10年前の僕は――
 夢にも思っていなかったことです。