さり気ない誤字脱字が――
決定的に意味を変えることがあります。
例えば、
――AがBよりも優先されないのは、CがDであるからだ。
と書くべきところを、
――AがBよりも優先されるのは、CがDであるからだ。
と書いてしまえば――
文意は決定的に違ってしまうのです。
が――
それでも、それを書いた当人は、なかなか気づかなかったりするのです。
いまの例でいえば――
当人は「AがBよりも優先されないのは」のつもりで書いているから、実際には「AがBよりも優先されるのは」と書かれてあっても、「AがBよりも優先されないのは」と、つい読み換えてしまうのですね。
とくに携帯電話などで予測変換に頼ってメールを書く癖がついていると――
以上のような誤字脱字には、非常に気づきにくい――
だいぶたって、あとから読み返してみて、
(ええ~!)
と驚くことも、しばしばなのです。
……
……
はい。
僕自身の話です(苦笑
去年の7月22日の『道草日記』をたまたま読み返していたときに――
気づきました。
さっそく直しましたけれども……(苦笑