マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自由時間はムリにでも

 学生時代は、自由時間がたくさんあったのに――
 なぜか、その多さを実感することができませんでした。

 社会人になって、
(なんで、あんなに時間があったのに……)
 とコボしたくなったことは――
 一度や二度ではありません。

 なぜなのでしょう。

 ちょっと不思議なのですよね。

 学生時代に、何とか自由時間の多さを悟ることはできなかったものでしょうか。

 自由時間の多さは、自由時間を満喫することでしか、実感できません。

 であるならば――
 自由時間をムリにでも獲得するしかなかった――

 例えば、大学に入ったら――
 講義や実習はできるだけ選択をせず、クラブ活動にも参加をせず、アルバイトも探したりせず――
 そんな状態で、最初の2~3ヶ月をすごしてみれば、よかったのですよ。

 ところが、実際には――
 講義や実習はできるだけ選択をし、クラブ活動にも参加をし、アルバイトを捜し始める――
 そんな状態で、最初の2~3ヶ月をすごしてしまったから――
 以後も、社会人のように忙しい学生生活を送るハメになってしまったのでしょう。

 自由時間はムリにでも獲得するものであるというのが――
 実は、学生時代に学んでおくべきことの筆頭にあげられるのかもしれません。