マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

レッテルを貼り損ねた

 国際テロ組織の指導者・ビンラディン容疑者が、アメリカ軍の特殊部隊によって殺害されたという報道を知って、
(やっぱり、アメリカ政府は、この人に「犯罪者」のレッテルを貼り損ねたな)
 と感じました。

 ビンラディン容疑者は、警察によって逮捕・起訴されたのではなく――
 軍隊によって戦いを挑まれ、最後は敗死させられたのです。

 この戦闘によって、アメリカ政府は、実に10年越しの仇敵を討ち取ったことになるそうです。

 こうした経緯を踏まえれば――
 この先、アメリカ政府が、いかに説明をしようとも――
 ビンラディン容疑者は、アメリカ政府によって、打倒すべきライバルであると認定されたのです――卑劣な犯罪の首謀者ではなく――

 この結末は、結局は、アメリカ政府の威信を後世にわたって傷付けるように思います。