マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

思う存分に気を使ってもらうのも

 しょっちゅう気を使っている人には、思う存分に気を使ってもらうのも――
 優しさの一つなのだろうと思っています。

 したがって――
 そういう人が、あまり気を使わなくてもいいように何かと先周りをして手を打つことは――
 ちょっと考えものだと思っています。

 人は、たいていの場合は、したいようにしているものです。
 しょっちゅう気を使っている人は、しょっちゅう気を使っていたいから、そうしている――

 したいようにすることができないでいると、ほどなく――
 人は心のバランスを崩し、体の不調を訴えるようになります。

 誰かの体の不調を取り除くには、心のバランスを保たせてあげること――つまり、したいようにさせてあげること――が、もっとも効果的であるに違いありません。

 もちろん――
 そうやって、しょっちゅう気を使っていたい人に思う存分に気を使ってもらったあとでは、

 ――ありがとう。

 の言葉を添えるのをお忘れなく――