――新型コロナ危機が終息した後で第３次世界大戦が始まるかもしれない。
との懸念について――
2020年4月18日の『道草日記』で述べました。
ここでいう、
――第３次世界大戦
というのは、
中国 対 アメリカ
の対立を基軸とした、
権威主義 対 民主主義
の擾乱であろう――
ということも――
2020年4月18日の『道草日記』で述べました。
……
……
それから約２年が経ち――
だいたいは当たっていましたね。
――新型コロナ危機が終息した後
は、
――新型コロナ危機が終息しかけた頃
で、
中国 対 アメリカ
は、
ロシア 対 アメリカ
であったのですが――
権威主義 対 民主主義
の擾乱という点は――
すっかり当たっていました。
ところで――
……
……
2020年4月19日の『道草日記』のタイトルは、
――権威主義から民主主義へ
でした。
人類の歴史をみると、
――権威主義から民主主義へ
の大まかな流れがある――
という主旨です。
実際に――
そういう流れがあると――
今でも僕は思っています。
が――
現在のロシア政府や中国政府の首脳部は――
どう思っているのでしょうね。
――そんな流れなど、あろうはずがない。
との異論を唱えるでしょうか。
……
……
実は、
（案外、異論は唱えないのではないか）
と僕は思っています。
あえて異論を唱えなくても――
深刻な矛盾や葛藤はきたさないからです。
たしかに――
人類の歴史の流れは――
長期の視点でみれば、一方向に流れている――
が――
短期の視点でみれば、いくらでも逆流をしうる――
――その逆流に我々は乗っている。
と――
現在のロシア政府や中国政府の首脳部は考えているのではないでしょうか。
ここでいう、
――長期の視点
とは、300 ～ 3,000 年の時間尺度であり、
――短期の視点
とは、30 ～ 300 年の時間尺度です。
人の平均寿命が 100 年弱であることを考えれば――
その逆流に、とくに不安は覚えないでしょう。
