――超国家共同体
の最高指導者は――
その、
――超国家共同体
を成している諸“国家”の3つの階級、
――主流(政権支持者)
――中流(主流・傍流以外)
――傍流(政権無関心者)
のうち、
――中流
の集合の支持を集めて選任をされるに違いない――
ということを、きのうの『道草日記』で述べました。
簡単にいうと――
――超国家共同体
の最高指導者は民主主義的な手法――つまり、多数決――で選ばれるはずである――
ということです。
いま、
――民主主義的な手法で選ばれるはずである。
と、なんとなく歯切れの悪い表現になったのは――
そのように選ばれる保証がないからです。
――超国家共同体
の最高指導者が、多数決ではなく、権威主義的な手法で選ばれる可能性も、ないことはないのです。
が――
――超国家共同体
というのは、あくまで、
――第三次政権革命
の結果として成立をみるはずの組織であり――
かつ――
その、
――第三次政権革命
というのが――
6月4日以降の『道草日記』で繰り返し述べているように――
21世紀中盤から23世紀頃にかけて世界各地で、いわゆる中流階級の人々が、いわゆる旧植民地の宗主国の主権および旧植民地の国々を含む他の国々の主権を一つにまとめてしまうこと――
と捉えられる以上は――
――超国家共同体
の最高指導者が権威主義的な手法で選ばれる――
というようなことは、
(ちょっと、起こりそうにもない)
と僕は感じます。
そもそも――
権威主義的な手法を好む人たちは、
――超国家共同体
のような組織を目指しはしないでしょうし、関わろうともしないでしょう。
そういう人たちにとって、もっとわかりやすい、
――世界帝国政府
のような組織を目指すに違いありません。