――趣味は何ですか。
と訊かれると――
多くの人たちが、
――答えづらい。
と感じるのだそうです。
――やってて面白いと思うことはあるけど、“趣味”と公言できるほどハマってるわけでもないし……。
とか、
――いま本気で○○にハマってるってことがバレたら、白い目でみられそうだから、いいたくないな~。
とか思って――
返答に窮するケースが多いのだそうです。
ですから、“趣味は何ですか”の質問は、ある種の「攻撃」であるとみなして、
“趣味は何ですか”攻撃
と呼び習わす人もあるそうですが――
……
……
いいえて妙ですね――「“趣味は何ですが”攻撃」……(苦笑
……
……
僕は、この質問は、できるだけしないようにしています。
代わりに、
「何か趣味はお持ちですか」
とお訊ねするようにしております。
「“趣味は何ですか”攻撃」が「攻撃」になってしまっているのは――
趣味をもっていることが前提に据えられてしまっているからです。
もちろん、何らかの趣味をもっている人は決して少なくはないと思いますが――
それでも――
そのことが前提に据えられた上で質問を浴びせられると、多くの人が億劫になると思うのです。