マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

パセリをずっと飾りだと思っていた

 ふだん滅多にテレビをみないのですが――
 
 ごくたまにみていて――
 もの凄く影響を受けることがあります。
 
 影響を受けて――
 その直後から、実に様々なことを感じ、考え、行動に移すようになる――
 
 去年――
 あるテレビ番組で、
 
 ――パセリは日本では飾りに用いられることが多いが、実際には食用の野菜であり、海外では広く食べられている。
 
 という話を聞き、
(え? そうだったの?)
 と瞠目させられたことがあります。
 
 僕は、パセリをずっと飾りだと思っていました。
 食べずに残すのが礼儀だと思っていました。
 
 以来――
 パセリは残さず食べるようにしています。
 
 パセリを食べ始めて2~3週間くらいのうちは、
(これ、ホントに食用?)
 と思っていましたが――
 
 1か月もすると、
(おいしい!)
 と感じるようになり――
 
 今では、しばらくパセリを食べていないと、
(なんだか舌が物寂しい)
 と感じるようになりました。
 
 パセリが食用であると知って――
 僕が真っ先に思い出したのは、
 
    『飾りじゃないのよ涙は』
 
 の歌でした。
 井上陽水さんが中森明菜さんに提供された楽曲ですね――1984年のリリースだそうです。
 
 つまり、その時の僕は、
 
 ――飾りじゃないのよパセリは
 
 と思い知った――
 ということでしょう(笑
 
 別に、そのテレビ番組が――パセリが食用であることを伝えたテレビ番組が――『飾りじゃないのよ涙は』に触れていたわけではなくて――
 僕が勝手に連想しただけなのですが――
 
 こういった連想は、バカバカしいといえば、バカバカしいのですが――
 それでも、
(テレビならでは……だろうな)
 と感じます。
 
 たぶんテレビに限りませんけれど――
 目と耳とから得た情報というのは、例えば、目だけとか耳だけで得た情報よりも格段にユニークな連想をもたらすようです。
 
 たまにテレビをみていると――
 そのことを強く意識します。