ふだん滅多にテレビをみないのですが――
ごくたまにみていて――
もの凄く影響を受けることがあります。
影響を受けて――
その直後から、実に様々なことを感じ、考え、行動に移すようになる――
去年――
あるテレビ番組で、
――パセリは日本では飾りに用いられることが多いが、実際には食用の野菜であり、海外では広く食べられている。
という話を聞き、
(え? そうだったの?)
と瞠目させられたことがあります。
僕は、パセリをずっと飾りだと思っていました。
食べずに残すのが礼儀だと思っていました。
以来――
パセリは残さず食べるようにしています。
パセリを食べ始めて2~3週間くらいのうちは、
(これ、ホントに食用?)
と思っていましたが――
1か月もすると、
(おいしい!)
と感じるようになり――
今では、しばらくパセリを食べていないと、
(なんだか舌が物寂しい)
と感じるようになりました。
パセリが食用であると知って――
僕が真っ先に思い出したのは、
『飾りじゃないのよ涙は』
の歌でした。
つまり、その時の僕は、
――飾りじゃないのよパセリは
と思い知った――
ということでしょう(笑
別に、そのテレビ番組が――パセリが食用であることを伝えたテレビ番組が――『飾りじゃないのよ涙は』に触れていたわけではなくて――
僕が勝手に連想しただけなのですが――
こういった連想は、バカバカしいといえば、バカバカしいのですが――
それでも、
(テレビならでは……だろうな)
と感じます。
たぶんテレビに限りませんけれど――
目と耳とから得た情報というのは、例えば、目だけとか耳だけで得た情報よりも格段にユニークな連想をもたらすようです。
たまにテレビをみていると――
そのことを強く意識します。