マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

失敗の準備とは何か

 失敗から学ぶには――
 準備が必要です。

 漫然と失敗をし――
 その後、失意の時間を漫然と過ごしていたのでは――
 失敗から学べることは何もありません。

 ――“失敗から学べることがある”ということ

 すらも学べない――

 ただ――
 失意の時間を漫然と過ごせていたのであれば――
 それは不幸中の幸いです。

 なぜならば――
 失敗には、少なくとも2種類があるからです。

  1) 再起不能の失敗
  2) 再起可能の失敗

 の2種類です。

 失意の時間を漫然と過ごせていたのであれば――
 それは、多くの場合、2)の失敗です。

 1)の失敗であれば――
 自分の命がなくなっていることも、珍しくはありませんので――

 失敗の準備とは何か――
 まず、失敗には2種類あるということを十分に弁えることでしょう。

 再起不能の失敗は――
 何が何でも避けなければならない――

 そして――
 再起可能の失敗は、決して恐れてはならない――

 再起可能の失敗から学べることがある――
 あるいは、その失敗からしか学べないことがある――

 そう理解しておくことでしょう。

 言い換えるなら――
 再起可能の失敗が、ある程度の確率で予測されるときには、

 ――よし! 失敗したら、必ず何かを学んでやるぞ!

 と、強く意気込んでおくことです。
 あるいは、

 ――何か学べることが1つはあるはずだ。

 と手ぐすねを引いて待っておくことです。