僕は、美しい女性が好きです。
大好きです。人として、大好きです。
が、そのことを公言するのに――
かなりの躊躇を覚えます。
なぜか――
(そんなこという資格なんかオレにはないんだよ)
と思うからです。
だって――
僕自身が全然、美しくないので――
*
だから――
代わりに、こう公言することにしています。
――美しい女性を尊敬しています。
本当です。
きっぱりと断定形です。
*
ウソはないですよ。
美しい女性を、僕は無条件で尊敬しています。
もちろん――
美の基準など、主観のカタマリにすぎませんから――
尊敬の基準は、少なくとも僕の場合、主観のカタマリにすぎない、ということになります。
それで、いいじゃありませんか。
究極的には――
客観的基準などに意味はありませんよ。
*
誰かにとって美しいということは――
みられることに敏感なのだと思います。
そして――
自分がみられるということを、よく考えている――
いつも、みられることに敏感な女性――
自分がみられるということを、よく考えている女性――
素敵です。
尊敬します。
僕には絶対に真似のできないことです。