マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

魅力のない目標は、さっさと諦める――確実に諦める

 僕は、自分のことを、
 
 ――諦めが早い人間
 
 だと思っています。
 
 実際――
 すぐに諦めます。
 
 子どもの頃から、そうでした。
 
 例えば――
 友だちと鬼ごっこをしていて――
 鬼に捕まりそうになると、すぐに逃げるのをやめていました。
 
 鬼役の友だちには、
「がんばって逃げてくれなきゃ、つまんないでしょ?」
 と文句をいわれていましたね。
 
 今日、
 
 ――最後まで決して諦めない。
 
 は――
 重要な美徳の一つとされています。
 
 先日も、高校野球の県大会・決勝で、最終回に8点差を引っくり返したチームがあって――
 国内のメディアだけでなく、アメリカのメディアまでが大絶賛だったそうですが――
 
 そういう野球チームの人たちとは、かなり違う精神構造を――
 僕は持っているのかもしれません。 
 
 僕なら、あっさり諦めますよ、8点差をつけられた段階で――
 そして、次の目標を考えますね。
 
 そして――
 それ以前の目標は、2度と掲げない――
 
 諦められる目標とは――
 自分にとって魅力のない目標です。
 
 諦めきれない目標とは――
 自分にとって魅力のある目標です。
 
 魅力のある目標は、無理に諦めなくてよい――
 
 が――
 魅力のない目標は、さっさと諦める――確実に諦める――
 
 少なくとも僕にとっては――
 鬼から逃げ続けることも、8点差を引っくり返すことも――
 そんなに魅力のある目標ではない――決して諦めきれない目標ではない――
 ということです。
 
 そういう意味で、「“最後まで決して諦めない”ということはしない」という目標も、決して目標として成立しないわけではない――
 と思うのですが――
 
 いかがなものでしょうか。