マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

喧嘩の目的を喧嘩をすることなく達成できれば

 会話の相手が自分を不快にさせるような発言を繰り返すときは――
 我慢をしないほうがよいでしょう。

 ――そういう発言を繰り返していると、私は腹を立てますよ。

 ということを――
 間接的に伝えるように工夫するのがよい――

 ただし――
 直接的に、かつ感情的にいってしまえば――
 ただの喧嘩です。

 間接的に、かつ理知的に――
 ときにはウイットやユーモアを込めて――
 いう必要があります。

 その言い方にこそ、その人の社会性の全てが現れるといってもよいでしょう。

 喧嘩の目的を喧嘩をすることなく達成できれば――
 それが、もっとも洗練された社交術といえます。