マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自然現象に向き合うときは

 自然現象に向き合うときは――
 できるだけ虚構を排除するほうがよいのです。

 ここでいう「虚構」とは――
 自然現象の解釈や意味づけ、あるいは、自然現象の分類や規格化を含みます。

 解釈も意味づけも、分類も規格化も――
 ヒトの心ないし脳が、自然現象とは別個に――いわば自己完結的に勝手に――行っていることであり――
 そうした操作を無為に重ねることは――
 結局は、自然現象に向き合う己の目を、無意識に曇らせることに繋がります。

 解釈はしない――
 意味づけもしない――

 分類は最小限にとどめ――
 規格化は常に己の行動様式と結びつけて定義する――その自然現象を取り扱うためだけに――

 そうした姿勢が――
 自然現象に向き合うときには欠かせないでしょう。