自然現象に向き合うときは――
できるだけ虚構を排除するほうがよいのです。
ここでいう「虚構」とは――
自然現象の解釈や意味づけ、あるいは、自然現象の分類や規格化を含みます。
解釈も意味づけも、分類も規格化も――
ヒトの心ないし脳が、自然現象とは別個に――いわば自己完結的に勝手に――行っていることであり――
そうした操作を無為に重ねることは――
結局は、自然現象に向き合う己の目を、無意識に曇らせることに繋がります。
解釈はしない――
意味づけもしない――
分類は最小限にとどめ――
規格化は常に己の行動様式と結びつけて定義する――その自然現象を取り扱うためだけに――
そうした姿勢が――
自然現象に向き合うときには欠かせないでしょう。