きょうは12月26日――
キリスト教文化圏におけるボクシング・デー(Boxing Day)ですね。
ボクシング・デーとは――
上流階級の家庭で、クリスマス・イブやクリスマスも仕事をしてくれた従僕や侍女たちに、家族との時間を過ごさせるための日です。
主人が贈り物を箱(box)に詰めて手渡すことから、そう呼ばれるそうです。
ですから――
この日は、たとえ上流階級の家庭であっても、主人一家だけで家事を片付けなければならないのですね。
いかにも西欧風の慣習だなと感じます。
身分や地位に関係なく、
――自分にできることは自分でやる。
というのが、最大の美徳だそうですから――
このボクシング・デーを日本のお正月に当てはめてみると――
おそらくは、1月2日にあたります。
キリスト教文化圏では、12月24日の夜を大切にし、その次の日の夕方までをクリスマスとして祝うのだそうですから――
12月24日と25日とは、ちょうど日本の12月31日と1月1日との感覚に近いようです。
そう考えると――
ボクシング・デーの慣習も何となく意味合いがみえてきます。
日本でいえば、
――まだ正月3が日が明けないうちに、暇を与えよう。
ということですよね。