マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

気分の浮き沈みについてのBMIのような数値化

 気分の浮き沈みについても――
 23世紀や24世紀には――
 BMI(body-mass index)のような数値化の手法が見出されているであろう――
 ということを――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 ――BMIのような数値化

 とは、

 ――人の主観が入り込みにくい数値化

 という意味です。

 ……

 ……

 どのような数値化が考えられるのか――

 ……

 ……

 例えば――

 人の脳の中で起こる何らかの現象の物理を反映した数値――もしくは、人の脳の中に存在している何らかの物質の濃度を反映した数値――もしくは、それら数値の組み合わせ――であろう、と――
 僕は思っています。

 いま、

 ――何らかの現象

 および、

 ――何らかの物質

 と述べました。

 ずいぶん曖昧な述べ方です。

 いったい――
 どんな現象であり、物質であるのか――

 ……

 ……

 常識的に考えれば――
 それらは、

 ――神経細胞の活動に関わる何らかの現象および物質

 です。

 現代の神経科学・脳科学では――
 神経細胞の活動こそが人の精神の基盤になっている、と――
 みなされているからです。

 が――
 僕は、

 ――今日の僕らが想像もしていないような現象および物質

 ではないか、と――
 訝(いぶか)っています。

 例えば――
 神経細胞の活動の次元とは全く異なる次元で語られるべき現象ないし物質ではないか、と――

 だからこそ――
 わざわざ、

 ――何らかの現象

 ――何らかの物質

 といった曖昧な述べ方をしたのです。

 ……

 ……

 ひょっとすると、

 ――現象

 とか、

 ――物質

 とかいった定型の概念では語れないような――まったく新奇の概念かもしれない、とさえ――
 思っています。