マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“逸脱的思考”の大きな特徴

 ――逸脱的思考

 の威力が最も発揮されるのは、

 ――挨拶のスピーチ

 である――

 ということを――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 

 その次に――

 威力が発揮されるのは――

 おそらくは、

 ――世間話の会話

 です。

 

 いわゆる、

 ――雑談

 ですね。

 

 ――世間話の会話

 というのは――

 実は、案外、難しいのです。

 

 ――世間話の会話

 というのは――

 会話を交わすこと自体が目的です。

 

 会話の内容は――

 実は、どうでもよいのですよね。

 

 会話を交わす相手との関係を良好に保つためだけに――

 当たり障りのない話題を見つけつつ、互いに不愉快な思いをしないように気を付けながら、ひたすら会話を続けていく――

 それが、

 ――世間話の会話

 です。

 

 その際に――

 十分な活用を求められるのが、

 ――逸脱的思考

 です。

 

 ――懐疑的思考

 でも、

 ――批判的思考

 でもないのですね。

 

 ――世間話の会話

 は、心に余裕があるときでないと、なかなか楽しめません。

 

 心に余裕がないとき――

 例えば、切羽詰まっているとき、何かに脅えているとき――

 人は、世間話を楽しむことができません。

 

 このことは、

 ――“逸脱的思考”の活用には、心の余裕が必要である。

 ということを端的に示しています。

 

 もちろん、

 ――懐疑的思考

 や、

 ――批判的思考

 でも、心の余裕は、ないよりは、あったほうがよいに決まっています。

 

 が――

 心の余裕が少しくらいなくても何とかなってしまうのが、

 ――懐疑的思考

 であり、

 ――批判的思考

 なのです。

 

 これに対し、

 ――逸脱的思考

 では、心に余裕がなければ、どうしようもない――

 

 どうにかして、

 ――逸脱的思考

 をやろうとしても、どうにも、やりようがない――心に余裕がないときに無理にやろうとすれば、途端、苦痛に感じられる――

 

 それが、

 ――逸脱的思考

 の大きな特徴です。