マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

20年くらい前に僕に会釈をされた男性の気持ちが

 今から20年くらい前のこと――
 まだ僕が大学生だった頃に――

 20歳くらい年上の知人の男性に会釈をしたところ――
 なぜか一顧だにされずに、
(なんでだろう?)
 と思って近づくと――

 まったくの別人だった――
 ということがありました。

 その時のその男性の戸惑った表情は――
 今でも鮮明に覚えているのですが――

 きのう――
 JR仙台駅のホームを歩いていて――
 これから乗り込む列車に空席はないかと、ふと窓越しに覗いたところ――
 目の前に座っていた面識のない男性に――
 突然、会釈をされました。

 たぶん――
 僕を知人の誰かと誤解してのことでしょう。

 いや~。
 戸惑ったこと、戸惑ったこと――

 20年くらい前に僕に会釈をされた男性の気持ちが、よくわかりました。

 ちなみに――
 きのう僕に会釈をした男性は――
 僕より20歳くらい年下で、大学生のようでした。