仙台は穏やかな元旦を迎えた。
昨日は朝から雲一つない――小春日和といってもよいくらいの陽気だった。
例年だと――
この時期には、少なからず積雪がある。
が、今年は皆無だ。
ありがたいことである。
雪がないというのは、至極、便利だ。
街中を歩くのもスムーズである。
子供たちはガッカリしているであろうが――
子供たちまでが飽き飽きするほどの降雪は、仙台にはない。
*
今年は、どんな一年になるだろう。
2004年や2005年を迎えたときは、それなりの高揚感があった。
何となく、よい一年になりそうな気が、していたのである。
が、2006年は違った。
今だから、いえるが――結構、悪い予感があった。
事実、色々なものが停滞した一年であった。
今年は、どうだろう?
正直、わからぬ。
高揚感はない。
悪い予感もせぬ。
どちらに転ぶのか――正直、わからぬ。
が――
わからぬのが、一番よいのかもしれぬ。