今年も、はや12月なのですね。
――時が経つのは早い。
などというのは、かなり陳腐な言い草ですが――
それでも――
どうにも否定をしようがないのも事実ですよね。
ある映画の台詞で、
――いかに人生が短いかということを自分の子供に教える。
というのがあって――
ずっと心を離れないのです。
時の流れの速さは、親が子に教えるべきことで最も大切なことかもしれません。
僕の父親は、還暦を前に不治の病でこの世を去りましたが――
その去り際に、時の流れの速さを教えてくれました。
言葉ではなく、その振る舞いで――
深く感謝しています。