無理して頑張っている人よりも――
無理なく頑張っている人のほうを、応援したくなります。
無理な頑張りは、
(なんか違う)
と思うのです。
ここでいう「無理な頑張り」とは――
非効率的な頑張り――どんなに努力を重ねても目標には到達できそうにない頑張り――
非合理的な頑張り――目標に到達できたとしても誰も利益をえらそうにない頑張り――
です。
そういう頑張りについて、ただ「頑張っている」ということだけに着目をし、「えらい!」と褒め称えるのは――
まあ、相手が幼子であれば、多少は意味のあることかもしれませんが――
相手が思春期以降の人たちであれば、無益であるばかりか、有害でしょう。
そういう頑張りは、多くの場合は、誰かに迷惑をかけつづけているものだからです。
無理なく頑張っている人は――
そういうことがありません。
効率的かつ合理的に頑張る――
その頑張りが、必ずや誰かの利益になることを、そして、誰かの損害にならないことを計算している――
そういう人の頑張りなら――
心の底から応援したくなります。