マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

無理して頑張っている人よりも

 無理して頑張っている人よりも――
 無理なく頑張っている人のほうを、応援したくなります。

 無理な頑張りは、
(なんか違う)
 と思うのです。

 ここでいう「無理な頑張り」とは――
 非効率的な頑張り――どんなに努力を重ねても目標には到達できそうにない頑張り――
 非合理的な頑張り――目標に到達できたとしても誰も利益をえらそうにない頑張り――
 です。

 そういう頑張りについて、ただ「頑張っている」ということだけに着目をし、「えらい!」と褒め称えるのは――
 まあ、相手が幼子であれば、多少は意味のあることかもしれませんが――
 相手が思春期以降の人たちであれば、無益であるばかりか、有害でしょう。

 そういう頑張りは、多くの場合は、誰かに迷惑をかけつづけているものだからです。

 無理なく頑張っている人は――
 そういうことがありません。

 効率的かつ合理的に頑張る――
 その頑張りが、必ずや誰かの利益になることを、そして、誰かの損害にならないことを計算している――

 そういう人の頑張りなら――
 心の底から応援したくなります。