マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

子を思う親の気持ちは

 子を思う親の気持ちは――
 基本的には――
 子の思いとは何ら関係がなく――

 また――
 関係があると子が錯覚をしてもいけない――
 と思っています。

 このことを前提とした上で――

 もし――
 子が、いつか親の思いに共感を覚え、謝意を示すようになるのなら――

 それは、もちろん――
 幸せなことであり、望ましいことです。

 あらゆる親子関係について、

 ――そうなるに越したことはない。

 といってよいでしょう。

 が――

 そうした共感や謝意を親が子に強いるようなことは――
 あってはなりません。

 この点は――
 親も子も、その周囲の人たちも――
 十分に注意をしないといけません。

 なぜならば――

 共感や謝意というものは――
 つねに自発的な心の働きであって――
 誰かに強制されたり操作されたりするべきものではないからです。