マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

精神生活の起源(2)

 ――精神生活

 が、

 ――ヒトの脳の生理現象

 の反映であり――

 

 ――ヒトの脳の生理現象

 が、

 ――自然現象

 であることに――

 今のところ――

 合理的な疑念を挟む余地はない。

 

 このことから、

 ――精神生活の起源

 は、

 ――自然

 にある――

 と考えざるをえぬ。

 

 つまり、

 ――精神生活

 は、

 ――自然現象

 の反映である――

 と――

 

 ……

 

 ……

 

 が――

 

 ――精神生活

 と、

 ――自然現象

 と――

 

 これら2つの概念の間に横たわる乖離は――

 あまりにも広くて深い。

 

 ――いったい自然の何を起源とすれば、精神生活のようなことが現われるのか。

 

 その問いに、何か具体的で生産的な回答を与えるのは――

 そう簡単ではないように感じられる。

 

 むろん――

 

 その回答は、どこまでも科学的であらねばならぬ。

 

 科学的であらねば――

 さして生産的にも具体的にもならぬであろうから――

 

 ……

 

 ……

 

 この種の問いに――

 非科学的に答えるだけならば――

 数千年前から幾度となく試みられている。

 

 ……

 

 ……

 

 ――科学的である。

 とは、つまり、

 ――再現性と反証可能性とがある。

 ということである。

 

 ――精神生活の起源

 を、いったい、

 ――自然

 の何に求めるのか。

 

 ……

 

 ……

 

 その問いに科学的に答えるのに必要な鍵は――

 まずは、

 ――再現性

 である。

 

 ――再現性

 が担保をされねば――

 落ち着いて議論を交わすことさえ――

 難しい。

 

 『随に――』