マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

ε (t) や τ (t) は考えぬほうがよいか

 運動や知覚に――

 情報理論・通信理論での、

 ――「エネルギー(energy)」に相当をする概念 ε (t)

 と、

 ――「絶対温度」に相当をする概念 τ (t)

 とを持ち込むと――

 

   τ_A_(t) = τ_P_(t)

 であれば、

 

  Δ ε_A_(t) + Δ ε_P_(t) = 0

  ⇔ Δ S_A_(t) + Δ S_P_(t) = 0

 

 であり――

 

   τ_A_(t) ≠ τ_P_(t) 

 であれば、

 

  Δ ε_A_(t) + Δ ε_P_(t) = 0

  ⇔ Δ S_A_(t) + Δ S_P_(t) ≠ 0

 

 である――

 といえる。

 

 ということは――

 もし、

 ――「絶対温度」に相当をする概念 τ (t)

 を考えぬようにするのであれば、

 ――「エネルギー」に相当をする概念 ε (t)

 は、

 ――エントロピー

 で代用ができるため――

 不要となる――

 ということである。

 

 よって――

 もし、

 ――「絶対温度」に相当をする概念 τ (t)

 に何ら意義も見出せぬ――

 というのであれば――

 

 ――「絶対温度」に相当をする概念 τ (t)

 は、もちろん、

 ――「エネルギー」に相当をする概念 ε (t)

 もまた、考えぬほうがよかろう。

 

 逆に――

 何らかの意義が見出せる、というのであれば――

 

 どちらの概念も考えるのがよい――

 という結論になる。

 

 果たして、どちらか。

 

 ……

 

 ……

 

 『随に――』