概して――
親御さんがお子さんにやって欲しいと思うことというのは――
まずは親御さんがお子さんの傍で実際にやってみせるしかないと思うのですよね。
例えば――
我が子に挨拶をシッカリやって欲しければ――
まず自分がシッカリと挨拶をする――
我が子に勉強をコツコツやって欲しければ――
まず自分がコツコツと勉強をする――
そういうものだと思うのです。
ところが――
親御さんの多くは、たいてい、自分ができなかったことを――もしくは、なかなかできないことを――お子さんに求めようとします。
これでは、うまくいくわけがありません。
親子の深刻な断絶をもたらしかねません。
月並みな言い方ですが――
子は親のいうことをきいて育つのではなく、親の背中をみて育つのです。
つまり――
子育ては自己研鑽でもあるといえるでしょう。