マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

子どもは残酷なことを平気でするけれど

 子どもは残酷なことを平気でするものですよね。

 例えば――
 草むらで虫を捕まえては羽をちぎってみたり――

 そうすることで――
 子どもは、

 ――残酷とは何か

 を学び、

 ――命とは何か

 を弁えるようになると考えられます。

 ですから――
 子どもの心の健全な発育には“残酷な行為”が欠かせないといえるわけですが――

 そうであっても――
 その子どもの親にしてみてたら――
 そう簡単には割り切れない話です。

 我が子の心の健全な発育のために、我が子の“残酷な行為”をあえて止めないでいる――見て見ぬふりをする――
 そんな親は、はたして残酷でないといえるのか――

 ……

 ……

 親は、我が子のためなら、どこまでも身勝手になれるもの――
 などといいますが――

 子どもの心の発育のこと一つをとっても、
(う~む)
 と、深刻に考えさせられます。