マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

ときには諦めることが

 ――諦めない。

 というと――
 何だか無条件に素敵なことのように感じられますが――
 そうではないでしょう。

 諦めないことが、必ずしも最善ではないと思っています。
 ときには諦めることが、最善であったりもする――

 諦めるということは――
 自分の価値観を転換するということです。

 あるいは――
 自分の価値観の限界に気付く――

 自分の価値観に修正点を見出す――

 自分の価値観を疑うときに――
 初めて諦めの境地に足を踏み入れることになります。

 自分の価値観が絶対的に正しいと信じて疑わなければ――
 人は決して諦めることを受け入れません。