マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

いわゆる“歳の差婚”が珍しくなくなってきた世相を反映する話

 小学校に上がるくらいの子どもと――
 30代ないし40代くらいの女性と――
 すっかり髪が灰色になった男性とが――
 レストランで――
 テーブルを囲んでいたら――

 ふつうは、
(母・子・祖父の3人組だろう)
 と思いますよね。

 が――

 最近では、
(いやいや、ちょっと待てよ……)
 と、つい勘ぐってしまいます。

 それくらい――
 いわゆる“歳の差婚”が珍しくなくなってきているようだ――
 という話です。

 実際――
 きのうも――
 レストランでご飯を食べていたら、そういう3人組を見かけまして、
(さて、どっちだろう?)
 と、勘ぐってしまいました。

 見極めのコツは、女性と男性との距離感でしょうか。

 女性が“妻”で男性が“夫”の場合は――
 いくら歳が離れていても、もともとは他人同士なので、それなりの気遣いを(少なくとも、どちらかは)みせるものですが――
 女性が“母親”で男性が“祖父(母方の祖父)”の場合は――
 もともとが父・娘の親子同士なので、そういう気遣いは(互いに)まったくみせないものでしょう。

 紛らわしいのは、“祖父”が“母方の祖父”ではなく、“父方の祖父(母親にとっての舅)”である場合ですが――
 これは、もう、しょうがない――見極めるのは無理でしょう――よほど遠慮し合って他人行儀に会話でもしていない限りは――

 いえ――
 昨今では――
 そうやって遠慮し合って他人行儀に会話している場合には、むしろ――
 結婚活動(婚活)中の男女であったりする可能性があるのだそうですよ――
 子ども連れで婚活中の女性は、割と早い段階から、相手の男性と我が子との相性を見定めようとするそうですから――

 これも、いわゆる“歳の差婚”が珍しくなくなってきた世相を反映する話ですね。