――戦後まもなくの頃、1930年代生まれの人たちは、1920年代生まれの人たちを、どのようにみていたのか。
ということが――
今――
少し気になっています。
1945年の終戦時――
1930年代生まれの人たちは、6~15歳でした。
社会とは、まだ十分には関わっていない年頃です。
一方――
1920年代生まれの人たちは、16~25歳でした。
社会とは、すでに十分に関わっていた年頃です。
とくに男性は、戦地で兵卒として大勢が命を落とした世代にあたります。
そんな1920年代生まれの人たちを――
その10年後を生きていた1930年代生まれの人たちは――
いったい、どのようにみていたのか――
とりわけ――
戦後まもなくの10年間ほど(1946年~1955年ころ)に、どのようにみていたのか――
……
……
おそらく――
――今の私たちと同じ年齢で、あの過酷な戦禍に向き合ったのか。
という事実を――
痛感したことでしょう。
……
……
たぶん――
どの時代のどの世代にとっても――
同じだと思いますが――
自分たちの10年前を生きている世代への思いというのは――
格別なものがあります。