マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

環境問題:“意識の不利”による問題

 ――意識(いしき)の不利

 として、

 ――自分で自分自身のことがわかってしまう。

 ということが挙げられる――

 と、きのう、のべました。

 

 それゆえに、

 ――意識を働かせる生き物

 は、一生けん命に幸せになろうとし――

 その結果、幸せになれたとしても、さらなる幸せを追い求めて欲(よく)を出しやすくなる――

 と――

 

 ……

 

 ……

 

 ぼくらヒトが、

 ――意識を働かせる生き物

 の代表例であることは――

 4月28日に、のべた通りです。

 

 この、

 ――意識の不利

 のために――

 ヒトは、長い間、苦しんできている――

 と、ぼくは考えています。

 

 それは人の歴史(れきし)をみれば――

 よくわかります。

 

 ここで一つ、注意点です。

 

 ――人

 を生き物としてみるときに、

 ――ヒト

 と記します。

 

 つまり――

 ほかの生き物にも当てはまるようなことをのべるときには、

 ――ヒト

 と記し――

 ほかの生き物には当てはまらないようなこと――人にしか当てはまらないようなこと――をのべるときには、

 ――人

 と記します。

 

 ――歴史

 というのは、人が言葉で残してきた記録です。

 

 言葉で記録が残せる生き物は、今のところ、ヒト以外にはみつかっていませんから、

 ――人の歴史

 と記します。

 

 ――ヒトの歴史

 と記すのは、おかしいのですね。

 

 で――

 その“人の歴史”をみていると――

 ヒトが、

 ――意識の不利

 のために、長い間、苦しんできていることが、よくわかります。

 

 わりと新しいところでは、いわゆる、

 ――環境(かんきょう)問題

 です。

 

 ヒトは――

 自分たちの豊かな生活を追い求めて――

 海や山や空をよごし続けてきました。

 

 ――環境

 というのは、

 ――ヒトの周りの様子

 くらいの意味です。

 

 海も山も空も――

 この地球上の全ての場所が、

 ――環境

 です。

 

 いわゆる、

 ――環境問題

 というのは、

 ――ヒトが自分たちの生活を豊かにしようと欲を出しつづけた結果、自分たちの周りをよごし続けてしまい、かえって自分たち自身を苦しめている。

 という問題です。