マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

うまい具合に“好きになれそうなこと”が見つかったら

 ――好きになれそうなこと

 を見つけだすには、まずは、

 ――好きになれそうにないこと

 を1つでも多く見つけだすことである――

 と、きのう、のべました。

 

 ――好きになれそうにないこと

 を数多く見つけだせれば見つけだせるほどに、

 ――好きになれそうなこと

 が見つかりやすくなる――

 と――

 

 ……

 

 ……

 

 そのようにして――

 うまい具合に、

 ――好きになれそうなこと

 が見つかったら――

 

 それに夢中(むちゅう)になって取り組むことです。

 

 そして――

 少しでも早く、

 ―― 10,000 時間の壁(かべ)

 を越(こ)えることですね。

 

 そうすれば――

 その、

 ――好きになれそうなこと

 に関わる何らかの暗黙知(あんもくち)が手に入ります。

 

 そうなるころには――

 その、

 ――好きになれそうなこと

 が、

 ――ものすごく好きなこと

 で、かつ、

 ――ものすごく得意(とくい)なこと

 になっているでしょう。

 

 ……

 

 ……

 

 ここで―― 

 わすれてはいけないことがあります。

 

 それは、

 ――ものすごく好きなこと

 や、

 ――ものすごく得意なこと

 が、はっきりとわかったら――

 

 その後は――

 なるべく、

 ――好きになれそうにないこと

 あるいは、

 ――どうしても好きになれないこと

 にも、あえて関心を向けてみるようにするのがよい――

 ということです。

 

 なぜか――

 

 ……

 

 ……

 

 あえて、

 ――好きになれそうにないこと

 や、

 ――どうしても好きになれないこと

 に関心を向けてみることで――

 わかってくることがあるのです。

 

 その、

 ――わかってくること

 というのは、

 ――ものすごく好きなこと

 や、

 ――ものすごく得意なこと

 に関わることです。

 

 それまで、なかなか気づけずにいたことに――

 ふと気づけることがあるですね。

 

 その新たな気づきは、

 ――ものすごく好きなこと

 や、

 ――ものすごく得意なこと

 を、ますます好きにしてくれるし、ますます得意にしてくれます。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』