――身体の構造
は――
明確な目的を以て観ない限り――
いかようにも複雑に観えてしまう。
このため、
――身体の構造
の観察は――
それこそ、雲を掴むようなことになる。
おそらく――
何も観ていないに等しい。
よって――
まずは、
――身体の構造
を観る目的を明らかにしておきたい。
何のために、
――身体の構造
を観るのか。
……
……
身体が生存をする条件を探るために――
観る。
身体が生存をするには、
――身体が動き続けたり、身体を成す物質が変わり続けたりする。
という条件が要るのであった。
この条件が――
いかに満たされるのか――
それを探る上で、
――身体の構造
は、手がかりとなる。
この時――
――身体の構造
を、いかに捉えるのが、よいのか。
……
……
もう少し具体的に問い直せば――
――身体の構造
を――
各部位に切り分けて捉えるのが、よいのか――
あるいは――
全体を、
――1つの部位
として捉えるのが、よいのか。
……
……
――1つの部位
として捉えるのがよい。
例えば――
身体を、
――水が入った袋
として捉えてみる――
……
……
『随に――』